ほぼ里川日記

釣りを中心とした里川での野活をレポートします。

タグ:ハンドメイドルアー

公園横の小川に自作したルアーのテストをしに行きました。
スピナーイングにて釣果があったためレポートします。

ポイント

 朝からウォーキングする人、犬の散歩をする人、などが利用する住宅地の公園があります。
 そして、そのすぐ横を流れる小川があります。
 一見、トラウトフィッシングができそうな川ではないのですが、上流の方では放流が行われているのでトラウトがいる可能性があります。
 そのような川に自作ルアーが正常動作するか、テストしに行きました。 
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結果

 ルアーは正常動作しました。
 テストしたルアーはスピナーです。
 水中でブレードがクルクル回りました。
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 魚の方はというと、ニジマスがヒットしました。
 1尾バラシ、1尾ゲット、という結果でした。
スライド2

スライド3

 トラウトがいる可能性があるものの、半信半疑だったので釣れたことに驚きました。
 そして、自作ルアーのテストとしては申し分ない結果となりました。

使用ルアー

 使用したルアーは、直列式スピナーです。
 直列式スピナーは、糸よれしにくい工夫がされたルアーです。
 過去記事に記載したものです。
 リンク:
直列式スピナー-03

まとめ

 糸よれしにくい工夫がされた直列式スピナーで実際魚が釣れることを確認できました。


動画をご視聴下さい。




(チャンネル)
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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11直列式スピナーの作り方を紹介します。
対象魚は河川のニジマスなどのトラウトです。

直列式スピナーとは

直列式スピナーとは、糸よれしにくい工夫がされたルアーで、次の特徴があります。
 (1)ブレードが2枚(D)
 (2)ワイヤーがクランク形状(G)

図示します。
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通常のスピナーは、水中でスピナー自体が回転するため釣り糸がよれるという問題があります。
釣り糸がちゅるちゅるになってライントラブルとなります。
直列式スピナーは、水中でスピナー自体が回転しにくいため、糸よれが発生しにくいです。

詳しくは次の過去記事に記載しています。

(リンク:)


作り方

 以下、直列式スピナーの作り方です。

(1)フックアイの作成

 フックアイとは、ワイヤーで作ったフックを取り付ける輪っかです。
 まずワイヤーループペンチでステンレスワイヤーを挟んで曲げます。
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 次に、ステンレスワイヤーを3回ほど巻き付けます。
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 余った部分をニッパーで切ればフックアイの完成です。
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(2)オモリ、ビーズの取り付け

 オモリの穴、ビーズの穴をステンレスワイヤーに通します。
 フックアイに当たって止まります。
 以下のようにビーズ(大)、オモリ、ビーズ(小)、ビーズ(小)の順に通しました。
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(3)ブレード、クレビスの取り付け

 クレビスをブレードの穴に通し、そのままクレビスの2つの穴をステンレスワイヤーに通します。
 ビーズに当たって止まります。
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(4)クランク形状の作成

 クランク形状は強度を考慮して、ループで作ります。
 ループはワイヤループペンチにステンレスワイヤーを巻き付けて作ります。
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 ループを2つ作るとクランク形状の完成です。
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(5)オモリ、ビーズの取り付け

 やり方は上記(2)と同じです。
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(6)ブレード、クレビスの取り付け

 やり方は上記(3)と同じです。
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(7)ラインアイの作成

 ラインアイとは、釣り糸を結びつけるための輪っかです。
 作り方は上記(1)フックアイと同じです。
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(8)フックの取り付け

 スプリットリングを介して、フックアイとフックの穴をつなぎます。
 スプリットリングをスプリットリングオープナーで開いて行います。
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(9)完成

 以上で完成です。
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材料

以下、材料を紹介します。

ステンレスワイヤー

以下は手作り天秤・ルアー等向けに販売されているものです。

NTスイベル(N.T.SWIVEL) ステンレスライン 50cm 0.8mm
by カエレバ

ブレード

ブレードにはいくつかの種類があります。
水中で回転するコロラドブレードを使います。

カツイチ コロラド ブレードCR BL-7S #2
by カエレバ

クレビス

以下はスピナー用として販売されているものです。

オルルド釣具 釣り具 ルアー クレビス「クレビルド」 U形 スピナー メイキング パーツ
by カエレバ

オモリ(ウェイト)

以下はフライタイイング向けのタングステンビーズです。
スピナーにも良いです。

タングステンビーズ、タングステンラウンドビーズ、フライタイイングビーズ、野生の釣りのための海釣り(4.6mm)
by カエレバ

ビーズ

 今回、大小2種類を使いました。
 以下は、大きい方のビーズです。
 ビーズは多くの色や大きさが販売されていますので、好みに合わせて揃えると良いです。

ささめ針(Sasame) P-388 道具屋 お徳用 ダイヤカット レッド #5
by カエレバ


工具


ワイヤーループペンチ

 ワイヤーを加工するための工具です。

【マルト長谷川工作所 MARUTO】ケイバ HRC-D34 ワイヤーループプライヤー 110mm マルト長谷川 MARUTO
by カエレバ


まとめ

 今回は直列式スピナーを作りました。
 作り方は簡単です。
 糸よれしにくいメリットがあります。


動画を作成しました。ご視聴下さい。




(チャンネル)
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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渓流釣りで、魚がルアーを追ってくるのにヒットしない。
ルアーをとっかえひっかえ投げていると、ついに魚が反応しなくなる。
完全に魚がスレてしまった。

そんな状況に陥りましたが、最終的には釣ることができました。

そのプロセスをレポートします。

魚がいるのに釣れない状況

 魚がたまってそうな淵がありました。
 ルアーを投げると、思った通り魚がチェイスしてきました。
 ニジマスです。

 しかし、追ってくるものの、ルアーを食いません。
 活性が低いのか。ルアーにスレているのか。
 何度もルアーを投げているうちに、魚は全く反応しなくなりました。
 水中を見たところ、三匹以上いるようです。
 
 ここは置いといて、場所を移動しました。
 30分くらい経過後、元の淵に戻ってきました。

 しかし、ルアーを投げても何の反応もありません。
 30分くらいではルアーを忘れてくれないみたいです。

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釣るための戦略

 しかたがないので、後日同じ場所に来ることにしました。

 もしかしたら、エサ釣りや毛ばり釣りに仕掛けを変えたら釣れるのかもしれません。
 しかし、そのような準備はありません。

 なので、3日くらい経てば魚がルアーを忘れてくれるだろうと考え、3日後に来ることにしました。

 そして、朝イチ、すなわち、日の出とともに釣り始めようと考えました。
 朝イチだと日中と比べ、魚の警戒心が薄れているためです。

 これが私の考えた、スレた魚を釣る戦略です。

 普通かよ!

結果

3日後。

予定通り、日の出とともに釣り場に到着し、川に入りました。

1投目、ルアーを投げると、魚が食いつきましたが、バラしてしまいました。

「マズい。」
これは釣れなくなるパターンです。
せっかく朝イチで来たのに、バラしたら魚が反応しなくなって釣れなくなる可能性があります。

一呼吸おいてから、ルアーをキャストしました。
すると、
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連続して3匹ヒットしました!
入れ食いです。

で、この辺でやめにしました。
もしかしたら、もっと釣れたのかもしれませんが、3匹連続ヒットしたら満足してしまいました。
淡泊なのです。

まとめ

①3日後に同じポイントに行く。
②日の出とともに釣る。

この戦略が功を奏してニジマスの入れ食いを経験しました。

3日後に同じポイントに行きましたが、翌日でもいいのかも知れません。
あまり間を開けると魚がどこかに移動したりするかもしれません。

さいごに

使用したタックルを紹介しておきます。
まずルアーですが、自作のスピナーを使いました。
 ダブルブレードの直列式スピナーです。
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 糸よれしない工夫がされたスピナーです。
 直列式スピナーについては、こちらをご覧ください。
  → 【渓流ルアー】快適!糸よれしないスピナーで釣る、釣りに知財を活用


 ベイトフィネスタックルを使用しました。
 ロッドはこちらです。軽くて扱いやすいです。
 振出竿なのでコンパクトになります。
 ただし、振出竿ゆえに弱いため、折らないように注意が必要です。
アブガルシア Abu Garcia トラウティン マーキス TMNC-485UL-TE ベイトロッド 1395577
by カエレバ

 リールはこちらです。とても軽くて腕が疲れにくいです。
 渓流釣りの場合、通常、左利きの人は右ハンドルを、右利きの人は左ハンドルを選びます。
アブガルシア Abu REVO レボ LTX BF8(右ハンドル)
by カエレバ



 上記釣行日は雨の後で、若干増水していました。

 ウェーダーを履いて、流れに逆らって歩きました。
 結構体力を消耗します。

 プールで水中を歩くダイエット方法がありますが、あれと同じです。
 渓流釣りをしていると痩せると思います。

 他の釣り人に会うことがありますが、太った人を見たことがありません。
 きっと、水の中を歩いているからだと思います。




3匹連続ヒットシーンを撮りました。動画をご視聴下さい。




(チャンネル)
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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糸よれしないスピナーを製作し、それを使って実際に釣りをしました。
糸よれしないスピナーのアイデアはgoogle patentsを使って見つけました。
その使い勝手は快適でした。
以下、その内容をレポートします。

google patentsとは

 Google Patents(グーグルパテント)は、Googleが提供する特許文献の検索サービスです。
 世界中の特許を見ることができます。

糸よれしないスピナーのアイデア

 糸よれしないスピナーがあればいいなと思い、探していました。
 回りやすいスイベルを使ったものが釣具店で売られていましたが、糸よれ対策としては完ぺきではないようです。

 で、もしかしたら特許が出ているんじゃないかと思って、google patentsで調べてみました。
 良さそうなアイデアが見つかれば、マネして自作すれば良いからです。

 特許とか、何を小難しいこと調べてんだよ!とお思いかもしれません。しかし、特許された技術を使って製造・販売等すると、特許権侵害の罪になりますが、個人的な趣味に特許発明を使う分には、特許権侵害にはならないのです。
 なので、何かいいアイデアはないかな、という状況においては、特許文献を調べるといいのです。
 人のふんどしで相撲を取るのは、悪いことではありません。

  で、調べてみると、糸よれ問題は古くからあるようで、糸よれを解消したスピナーについて、いくつかの特許が見つかりました。

 その中で、自作できそうだと思ったのがこちらです。
 JP3195781U 直列式スピナー
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 この「直列式スピナー」とは、どんな特徴があるかというと、まず、ブレード(D)が2枚あります。これらのブレードは水中でクルクル回転します。

 そして、2つのブレードの間のシャフト(B)がクランク形状となっています。2か所、直角に折れ曲がってクランク(G)になっています。これが最大の特徴です。

 円いのはビーズ(E)とオモリ(F)です。

 この図を見ながら、実際に作ったものがこちらです。
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 何か特別な材料や工具を使うことなく、簡単に作ることができました。
 ブレード大、ブレード小の2個を試作しました。

従来のスピナーの欠点

 で、この「直列式スピナー」を使うと、どんな良いことがあるかといいますと、糸よれしないのです。

 そもそもスピナーには致命的な欠陥があります。
 それは、「糸よれ」です。

これは従来のスピナーです。
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 スピナーを使うと、水中でブレードが回転します。
 ブレードだけ回転するならいいのですが、スピナー全体も回転します。
 そのため、スピナーに結び付けている釣り糸もよじれます。
 これを糸よれと呼んでいます。

 スピナーを使いまくってると、糸よれがひどくなります。釣り糸がちゅるちゅるになって、釣りができなくなります。

 で、これを解消したのが、この「直列式スピナー」です。
 なお、特許文献の文章中に「糸よれ解消」と書いてあります。

 この発明、ブレードを2枚使う点が面白いと思います。

直列式スピナーを使った結果

 「直列式スピナー」を実際に使ってみますと、水中で、後ろのブレードが下、前のブレードが上、になるよう姿勢を保ちます。なので、スピナーは回転しません。
 そのため、実際、糸よれが発生しなかったです。

 そして、実際に魚が釣れましたので、ルアーとして問題なく機能することが確認できました。
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 糸よれしないといっても限界があり、流れの激しい所では、スピナー全体は回転します。
 ブレードが小さい方が、ブレードが大きいものスピナー全体が回転しにくく、糸よれしにくいです。
 また、クランク形状が大きいほど回転しにくいです。
 なので、ブレードが大きいときは、クランク形状も大きくした方が良さそうです。
 今後、いくつか試作して試してみたいと思います。

まとめ

 google patentsで見つけた糸よれしない直列式スピナーを作って、実釣しました。
 糸よれせず、魚も釣れたという、すばらしい結果となりました。
 今後も、使いたいと思います。

 ちなみにこのパテントは、現在のstatusはexpiredです。権利は消滅しています。

 ※上記「直列式スピナー」を特許と申しましたが、正確には実用新案です。
 ※糸よれしない、と申しましたが、限界はあります。激しい流れの中では糸よれが発生する場合もあります。



動画を作成しました。ご視聴下さい。




(チャンネル)
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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■渓流魚に効果的なルアーの色

一般論

 ルアーを購入するとき、たくさんのカラーバリエーションがあって、どれを選べばいいか悩みます。
 また、釣行するとき、どの色のルアーを持っていくと良いか、悩みます。
 ルアーの色をミスると釣れないのではないか?と思ってしまいます。

 色については、ルアーフィッシングの解説本等では、おおよそ次のことが言われています。
 ・スピナーのブレードは、朝、夕は銀色または金色、日中は銅色が良い。
 ・朝、夕は派手な色、日中は地味な色が良い。
 ・夜は黒い色が良い。

 日中は明るいから、ルアーは地味な方が良いということです。夜は黒い方が良いというのは、水面下から上を見上げたときに、ハッキリとシルエットになるのが黒だからです。
 シーバスの夜釣り界で言われ始めたことだったと思います。

ルアーの色の効果

 ルアーの色は魚に対してどのような効果があるのか。
 結論から言うと、ルアーの色の釣果への影響は非常に小さいです。
 30年くらいルアーフィッシングをやってきて、今のところ、そのような結論に至っています。

 ルアーフィッシングを始めた最初のころ、ルアーの色が非常に気になりました。
 餌の小魚にできるだけ似ている色の方が、魚が騙されて食いつくと思っていました。
 
 しばらくの間、青いスプーンは釣れないと思っていたときがあります。
 管理釣り場で青いスプーンを使ったとき、何度投げても全く魚が反応しなかったからです。
 その時は、魚がその型のスプーンにスレていたのだと思います。

 ところが別の日、管理釣り場に一緒に釣りに行った友人が青いスプーンで釣りました。
 青で釣れるなんて!、と驚きました。
 なので、青は釣れないっていうのは思い込みだし、誤りだと気付きました。

 ルアーフィッシングをやればやるほど、色は釣果に関係ない場面に遭遇しました。

 ただ、同じ型のルアーで、色を変えたとたんに良く釣れたという話も聞くので、色は関係ないと断定できないところもあります。

釣果報告

 先日釣行したとき、色を塗っていない、目玉も貼り付けていない、自作のルアーを使いました。

 見た目は木製の何かしらの物体です。

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 とても釣れるようには見えなかったのですが、結果、ニジマスを2尾釣りました。

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ck2
 

ルアーの色をどう選択するか

 結局、ルアーの色をどう選択するかは、釣り人の好みです。

 写真や実物を見て、わぁきれいと感動したもの、釣れそうな気がしたもの。

 自分が釣られたルアーを選ぶと良いです。

 
 私は自分が釣られたもの、かつ、視認性の良いものを選んでいます。

 ルアーが魚にアピールかどうかよりも、自分が扱いやすいかどうかを優先しています。

 派手な蛍光色は目立つので、扱いやすいです。見失うことがないです。

 例えば、蛍光オレンジは良いです。


 なので、視認性で選ぶのは一つの手だと思います。

■お魚ニュースピックアップ

極彩色が自慢の深海魚 美ら海水族館で世界初展示(ニュースへのリンク

カラフルな色の深海魚「ズナガアカボウ」。

沖縄美ら海水族館で展示されているそうです。

黄、オレンジ、ピンク、と派手な色をしています。

ハッキリ言って、ルアーみたいです。

ごめんね、ズナガアカボウ。

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色を塗っていないルアーでニジマスが釣れました!動画をご視聴下さい。


(チャンネル)
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